権現堂「曼珠沙華」そろそろ見頃です(9/25)月曜日
夏の終わりを告げるような情熱的な曼珠沙華(彼岸花)が、そろそろ見頃を迎えています。
私が撮影した時は6分咲きといったところでしたが成長が早いので今週末から満開が近いと思います。幸手市観光協会さんのサイトでも確認できるのでチェックしてみてください。
「曼珠沙華」を広辞苑無料検索サイトで調べてみると①〔仏〕(梵語mañjūṣaka)天上に咲くという花の名。四華の一種で、見る者の心を柔軟にするという。 ②〔植〕ヒガンバナの別称。〈[季]秋〉。日葡辞書「マンジュシャケ」と出てきました。
子供の頃は、葉っぱもなく茎からスンッ!と伸びた先に真っ赤な花を咲かせている姿は、いつの間にか咲いていてどこか怖い感じもしていました。大人になってからはお彼岸の頃に咲くこともあって霊を慰めているような寂しげで凛として今だに触れることもできない妖艶な感じに見えていました。
「天上に咲くという花の名」からは、この世とあの世をつないでいるお花と思うと故人に思いを馳せれば柔軟な心で日々暮らしていくことの大切さを教えてくれているのかもしれないですね。今までとは違って感謝したくなるようなお花に見えてきます。権現堂の曼珠沙華の群生した姿は天国を歩いている様な幻想的な気持ちになるかもしれないですね😇
朝ドラの「らんまん」植物学者 槙野万太郎こと牧野富太郎博士の植物図鑑🥸にはどんなふうに載っているのでしょうか?(朝ドラ好きなもんで😅)ネットでは流石に見つけられませんでしたが、高知県立 牧野植物館のサイトには見頃の植物が紹介されていました。上の写真のように赤に混じりポツンと咲いている白い曼珠沙華のことが載っていました。ここからは引用します「ヒガンバナ科のシロバナマンジュシャゲが咲き始めました。シロバナマンジュシャゲは一見、ヒガンバナの白花品と思われがちですが、本種はヒガンバナとその近縁種であるショウキズイセンとの自然交雑種とされています。ヒガンバナ同様、花の時期は花茎のみで葉はなく、花が終わって秋が深まると葉を出し、夏前には葉を枯らします。」と有りました。いろいろ調べてみると面白いですね😃たまたま驚いたのが「らんまん」の最終回には「オオキツネノカミソリ」(ヒガンバナ科)を万太郎が見つけます。次第に亡くなった妻の寿恵子さんが現れて「日本中の植物、ほんとうにこれで全部なのかしら」と万太郎の探究心に元気を与えてくれる様な清々しい最後に感動しました。ドラマでもあの世とこの世をつないでいる様なシチュエーションが素敵に描かれていて彼岸花は全く怖くないお花になりました。
ちなみに曼珠沙華の花言葉は:「情熱」「独立」「再会」「あきらめ」「悲しい思い出」「想うはあなたひとり」「また会う日を楽しみに」です。